こんにちは、ようこそCarey’s Info Cafeへ!!
当ブログ管理人のさきこです。今日は私自身の転職体験について、少しお話をさせてください。
これまで工場勤務から事務職、そして今は介護の現場で働いています。まさか自分が介護の道に進むとは思っていませんでしたが、今ではこの選択に心から感謝しています。
職場を変えて見えた現実
私はもともと製造工場で働いていました。毎日機械音の中で黙々と働く日々。人間関係も比較的穏やかで、「このまま続けていけるかも」と思っていた矢先、上司から「事務職をやってみないか?」と声をかけられたんです。最初は、「事務職なんてやったことないし無理です」と伝えお断りしましたが、
「分からない所は、同じ事務職の先輩が教えるから大丈夫」と言われ工場の世界しか知らなかった私にとって、新しい経験ができるチャンスだと思い、異動を受け入れました。
しかし――事務所での現実は、思っていた以上に厳しいものでした。
慣れない環境、そして“無視”と“嫌味”
異動先の事務所には、長く勤める先輩女性がいました。最初こそ表面上は穏やかでしたが、徐々にその態度が変わっていくのが分かってきました。
最初は慣れない事務の仕事で分からなところを質問すると返事が返ってきましたが、数ヶ月後には質問の返事がない。書類の扱いに文句をつけられる。そんな日常が続きました。
上司に相談しても、「気にしすぎじゃないか?」「そのうち慣れるよ」と真剣に受け止めてはもらえませんでした。
私は、毎日が空回りで誰とも心を通わせられないまま、机に向かって毎日を消耗していきました。
そしてある朝、出勤しようとしたとき、あの事務所の空気は重すぎて「もう行きたくない」それが本音
退職を決意するまで、時間はかかりませんでした。
退職する2か月前に上司に伝えると「最初から事務業を了承するな」「せっかく教えてやったのに」と小言がどんどん出てきました。
残ってた有休を使い、自分の誕生日に無事ブラックな職場を退職。
ハローワークで介護の仕事との出会い
仕事を辞めた後は、ハローワークで職探しをしてる時に【福祉のお仕事】のチラシを見つけました。
母が祖母の介護をしていた頃、私も何度か介護のお手伝いをしたことがありました。
慣れないおむつ交換や食事介助やること全てが難しく大変でした
「少しでも介護のことを覚えれば、今後何かあった時に役に立つことがあるのではないか。」
ハローワークで福祉の事を聞くと、直ぐ話が聞けるとの話だったので担当者と顔合わせ。
社会福祉法協議会の方でいろいろ介護の話を聞くと、「じゃあまず、介護施設を回って行きましょう」と話し、デイサービス、グループホーム、特養の施設をを体験しました。
最初に回った特養老人ホームの居心地がよく、ここで働きたいという思いが強くなりました。
担当者と施設長と話し合い、施設長さんから「働きながらの資格取得は大変だから、最初に介護職員初任者研修の資格を取得したほうが良い」との話し合をされ、資格取得のため夜間スクールを受講。
介護の仕事を“知る”ことから始めた
「介護職員初任者研修」を受講することにしました。まったくの未経験でも、基礎から学べる内容で、不安は徐々に消えていきました。
取得までは3ヶ月かかるのでその間は、午前にコンビニでアルバイト。夜間にスクール
8月に初任者研修の資格を取得。施設長に、資格取得したことを報告。
資格取得した日が、8月の半ばだったので、「半月はパートで、9月から正社員で働いてください」と伝えられ最初はパートで仕事開始。
施設実習では、利用者さんの手を握りながら話をしたり、一緒に歌をうたったり…。その笑顔が、まるで自分自身を癒してくれるように感じたのを、今でも覚えています。
以前の仕事では、「成果」や「評価」を気にしてばかりでした。でも介護の現場では、目の前の誰かの笑顔や「ありがとう」の言葉が、何よりの報酬になります。
介護のお仕事は、人に寄り添う力がなによりも大切。学歴や経験よりも、「人を思いやる気持ち」が活かされる場所なんです!
資格がなくても、まずは補助的なお仕事から始めることもできますよ!働きながら資格を取得する制度を用意している施設も多いんです。
年齢も経歴も関係なく、一人ひとりの“人柄”を大事にしてくれるのが介護の世界なんです。
あの時の「辞めたい」が、今の「働きたい」につながった
事務職時代は、「辞めること」は“逃げ”だと思っていました。でも今は、あのとき「辞める」と決断してよかったと思っています。
自分を大事にするための選択が、結果的に新しい人生へのスタートになったんです。
さいごに
介護職は、決して楽な仕事ではありません。でも、人と深く関わる仕事であり、「誰かの人生を支える」という実感があります。
もし今、あなたが職場の人間関係に悩んでいたり、将来に迷っているのなら――。
ぜひ、介護という仕事をひとつの選択肢に加えてみてください。